2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
のろい、と聞くと、わが邦においては「丑の刻参り」が、その代表的なイメージであります。私は小学生のころ、つのだじろう氏の『恐怖新聞』で、女の人が白装束を着て、頭にゴトクを逆さにはめてそこにローソクの火をともし、五寸釘とワラ人形をもった描写を…
アビダルマの論者(※1)が説くところでは、世界の始まりは虚空(コクウ)であったといいます。ただただひろく、さいげんのない空間、すなわち物質とその運動を妨げることのない虚空のなかに〈微風〉が吹き始めます。この微風をおこす力を「サットヴァ・カル…
カルマ(karma)という語は、インドという地域性をこえて、もはや世界共通語のひとつになったといってもよいと思います。この言葉の原義は「行為」であります。ただ、その言葉の意味は、単なる行為、actionという意味だけではなくて、主体によってなされた行…
先の記事 ( アングリマーラのお話 - 満願寺教會ブログ )で、おそるべき元山賊に仏陀がかたりかけた言葉にこういうものーーー「忍べ、婆羅門(バラモン)よ」ーーーがありました(※)。 このお経、すなわち『アングリマーラ経』の文脈では、アングリマーラ…